Riskpedia(信用リスク用語集)
ロジスティック関数と呼ばれる以下の式をもとに作られた回帰モデルのことをいう。
y=exp(x) / (1+exp(x)) (exp(x)はxの自然対数をあらわす) ...(1)
ロジスティック関数は、0と1の間の値をとる変数を表現するのに都合がいいため、社会科学における様々な分野で利用されている。デフォルト率(PD)は、この0と1の間の値をとる変数にて表現するのに非常に適しており、信用スコアリングモデルのうち、PDを推計の対象とするものの多くがこの形をとっている。実際には(1)の大小関係を逆転させて、かつxを線形式の形で表現した以下の式が用いられることが多い。
y=1/(1+exp(x))
(ただし、x=a0+a1x1+...+akxk) ...(2)
大小関係を逆転することで、xという貸出先の信用状態をあらわす変数が大きければ大きいほど、yがあらわすPDも小さいという関係が成り立つため、実務上は使いやすいというメリットがある。また、x1からxkまでの変数には、貸出先の決算書から取得する財務指標の値などを入力し、それぞれの変数に対応した重みとしてa1からakの値(偏回帰係数)、および定数a0が定められている。
y=exp(x) / (1+exp(x)) (exp(x)はxの自然対数をあらわす) ...(1)
ロジスティック関数は、0と1の間の値をとる変数を表現するのに都合がいいため、社会科学における様々な分野で利用されている。デフォルト率(PD)は、この0と1の間の値をとる変数にて表現するのに非常に適しており、信用スコアリングモデルのうち、PDを推計の対象とするものの多くがこの形をとっている。実際には(1)の大小関係を逆転させて、かつxを線形式の形で表現した以下の式が用いられることが多い。
y=1/(1+exp(x))
(ただし、x=a0+a1x1+...+akxk) ...(2)
大小関係を逆転することで、xという貸出先の信用状態をあらわす変数が大きければ大きいほど、yがあらわすPDも小さいという関係が成り立つため、実務上は使いやすいというメリットがある。また、x1からxkまでの変数には、貸出先の決算書から取得する財務指標の値などを入力し、それぞれの変数に対応した重みとしてa1からakの値(偏回帰係数)、および定数a0が定められている。